これは前編もあります。↓
我が家の土地の土地が安かった理由(自己見解)
問題1(緑) 隣接する道路に傾斜あり
土地は水平で隣接する道路は上(北)に向かって登っています。したがって、駐車場を道路と接する面が広がれば広がるだけ残土処理等の外構費用がかさみます。
問題2(黄) セットバック
建築基準法で言う2項道路(4m未満の幅員)では建築できません。よって、道路の中心から2mは所有権こそ自分にあれど、実質自分で使用することはできず道路とする必要があります。KIの土地では黄の網掛けの部位がセットバックに該当し自分で使用する事ができません。およそ3坪分です。
問題3(赤) 石積からの必要後退距離
簡潔に荒っぽく説明すると、耐力のない石垣等がある場合、その高さの倍の距離を空けて建築する必要があります。これにより68坪のうち、10坪程度は使い道の無い空間となります。とは言っても建物は立てれませんが室外機やエコキュート等の補機類は設置できる様です。
問題4 西側のブロック塀(橙)
画像左側白網掛け部がKIの土地です。画像右側のお隣さんとの間に今は使用されていない水路があります。
はじめは全く気づきませんでしたが後でA業より指摘を受けました。実は水色のマーカーを入れている部位(水路との境界)はコンクリートブロックを4段積んであります。どうやら、このコンクリートブロックでは建築基準法により土圧に耐えるのは3段までとのことです。
建設にあたって1段削り、手前の土を1m程手前からなだらかな傾斜にするとA業より説明あり。今考えると、削って土をなだらかにしても崩れる時は崩れると個人的には思うのですが、、
土地で間取りが決まる
上に述べた憎き建築基準法(必要なのは分かってます、、)により3つのハンデを背負ってしまいます。よってKIの土地が有効に使用できるのは東西に横長となります。また、北側は方角と石積の問題からスペースがあっても庭を設けるのは避けたいところです。
すると、庭を作るスペースは自然と西側になるワケです。となると、庭とリビングはできれば隣接したいと考えるKIは自然に西向きのリビングを選択することになります。(これらの制約が更なる悲劇を生みます)
まとめ
今回、KIはハイムA業と共に土地探しをしました。候補は複数あり、A業も他県である予定地まで同行してくれました。しかし営業職である事は大前提ですから、限りあるオプションの中で最大限の提案はしてくれますが最終的には今ある選択肢の中からプッシュしてきます。
ハウスメーカーの営業と一緒に土地を見て検討して購入しても、これだけの問題点が(既存であるが)あるわけです。自分一人で土地を決めなくてよかったと思いました。
これから土地を探される方は可能な限り建築する会社を通じ土地を探す事をお勧めします。完全に土地をハウスメーカー側に任せるなら複数社に聞いて回るのもありだと思いますが建築条件があったりしますので無駄足を減らすためにも、自分が希望する土地で相談したい場合はハウスメーカーを2〜3社程度まで絞っておく方が無難かもしれません。
既に土地をお持ちの方であれば、その土地に合ったハウスメーカーの工法で良いプランを作成してくれる事も期待できるでしょう。状況に応じて考えていく事が必要ですね、、
一応、土地選びについての失敗談はこれを持って終えますが後に発生した問題と土地絡みの話をもう1話か2話程記事にすると思いますので飽きてなければお付き合い下さい!
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