セキスイハイムに決めた理由と構造の同じHMとの比較

どもKIです。
今回はセキスイハイムに決めた理由についての独り言です。
セキスイハイムで決めた人間なので主にアピールポイントをご紹介する事になります。決してHMの回し者ではありませんので悪しからず、、もちろん感じたデメリットもご紹介します。

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ポイント1 鉄骨造

ご存知の方が多いと思いますがハイムは鉄骨造です。よって地震等の災害時に構造体への影響が比較的少ないと考えられます。また、ユニット構造にしているメーカーはおそらく某自動車系ハウスメーカーと合わせて2社のみです。この2社の構造は同じですが、主に接点(溶接方法)と防錆処理方法に違いがあります。

 

P1-2 溶接方法

セキスイハイムは基本的にはスポット溶接で接合されています。一方、もう1社は半自動溶接機で溶接されています。一概に優劣をつけれませんが、製品の安定性を考えるとスポット溶接が優勢のように思えます。

 

P1-3 防錆処理

セキスイハイムの防錆はZAMメッキです。一方、もう1社はカチオン電着塗装です。初めて聞く方も多いと思います。KIもZAMメッキについてはセキスイハイムを調べ始めて初めて知った処理方法です。

身近なものでは鉄塔等に使用されるそうです。カチオン電着は一般に自動車用の下地として普及しています。最近の自動車で錆びているものはほとんど見かけませんが、やはり鉄塔と比べるとKIの目にはZAM優勢です。

主要構造部位にサビが発生すると非常に厄介だと判断します。下にNIPPONスチールさんから拝借した参考画像を添付します

出典:NIPPON STEEL

画像の一番左上がセキスイハイムが採用しているZAMメッキです。

左下がTホームが採用している電着塗装です。

ポイント2 工場生産

地域によっては工場内で溶接機が動いて溶接している光景をCMに取り入れているようです。また、頻繁に開催される工場見学でも見ることはできますので興味がある方はぜひ一度参加して見てください!一生に一度の買い物ですから1日潰してでも見てみる価値はあると思います。

工場生産のメリットは施工の正確さに繋がります。構造体は機械が自動で溶接するため誤差は非常に少ないとの事です。さらにA業からも言われましたが、業者によっては値引きした分、見えない建築資材を安価な物に変更するなどの事例もあるそうです。

ハイムの場合、会社ぐるみで実行されれば起こり得ますが個別に不正が行われる可能性はほぼ0でしょう。そういった安心感が工場生産の良いところと考えます。

ポイント3 ランニングコストが安い

賛否あるでしょうが、実際に安くなると思われます。
理由としては外壁(タイル)と屋根(ステンレス)のメンテナンス費用の問題です。

一般的な外壁材(サイディング)と呼ばれますが、大体10年がメンテ(塗装)サイクルと言われています。しかし、ハイムの外壁はボードでも30年サイクルと言われ、タイルの場合は原則ノーメンテのようです。

但し、ユニット毎にタイル材がリベット留めされますが、ユニットのつなぎ目にあたる部位にはガスケットが入れられており、このガスケットを20〜30年で交換を推奨しているようです。しかし実際に替えている人は少ないとの事。ちなみに20万〜30万で済むそうです。

 

塗装となれば100万円程度の出費が必要ですから2回塗装する期間相当でタイルを選択する差額分は取り返す計算になります。また、家の北側に苔などが発生する物件を見ることがあります。ハイムのタイル外壁を付けた家でも苔のある家は見た事があります。

 

しかし、高圧洗浄機で洗浄OKらしいので手の届く範囲は自分で洗浄できますし、洗浄を依頼するのもありでしょう。塗装された外壁の場合は高圧洗浄機は使用不可なので、このあたりでメリットを感じました。

 

屋根についてはステンレスを採用しているHMはあまり見ませんね。。理由は様々あるでしょう。特に大きいのは断熱性の問題では無いかと思います。屋根に断熱材が入るとしても、やはり熱伝導率から考えると通常の屋根に比べ暑さは感じるかもしれません。

 

しかし長年陸屋根で勝負してきたセキスイハイム の事ですからデメリットに対しての布石は最大限実施していると勝手に期待します。ただ、ステンレスなので当然のようにサビはありませんから耐久性は高い事は容易に想像できます。

 

さらに、スマートパワーステーションは基本的にソーラーパネルを載せる前提になっていると思われるので先に述べた断熱性についても緩和効果はあるでしょう。その他、防水工事は不要と聞きました。大体箱型の家は防水工事やシートの張り替えなどが懸念されますがこれをクリアしていると思われた所にメリットを感じました。

<出典byセキスイハイムhttps://www.sekisuiheim.com/appeal/durability.html

内外装の強度

昨今、自然災害が多発しています。地震、津波、台風と様々です。流石に鉄骨造でも津波を受けたら修理困難じゃないかと思いますが、地震と台風は家選び次第で後々変わっていきます。

 

まぁ建造物なので壊れない事はありませんが、損壊するリスクを最大限低減させる選択をする事は大事です。

例えば今年の台風でも、屋根が飛んで修理不可とおっしゃっていた方をニュースで見ました。定年するまでの現役世代ならまだ経済的に考えようはありますが、引退後ともなれば仮設住宅や身内に援助してもらうなど、自分の力だけではままならなくなります。

 

よって、そういったリスクを減らすにはより強い構造体がいいと考えたわけです。例えば、台風が来ても鉄骨の構造体は通常壊れません。万一、屋根が飛んでも構造体が生きているので修理可能でしょう。外壁もそうです。構造体にリベット留めされた外壁が飛ぶ事は考えにくく、また万一破損しても修理の手立てはあるでしょう。

 

その他、経年による床の沈み込みも鉄骨が床面に配されるので起こりにくいでしょう。こういった事をKIなりに考えると決して無駄に高い買い物をするという感覚ではなくなります。

 

内装については正直わかりませんがKIの先輩が先日、こんな話をしていました。
”自宅フローリングが一部沈むようになってきた”と。

 

この先輩は木造住宅に住んでいます。ハイムのユニットは床面にも数本の鉄骨が配されます。よって経年により床が沈む可能性もほぼ無いと思われます。

デメリット

  • 価格←木造に比べるとやはり高いです。ユニット以外の鉄骨造と比べると金額差はほぼ無いと思います。
  • 熱に弱い。←炎天下程度の熱の話ではありません。金属の変態点まで到達するような火事などですね。しかし、火事が起これば木造もダメなのでデメリットとは言い難いでしょうか、、
  • 断熱性←木造に比べ熱伝導率が高いためです。しかし壁面全体が金属という訳ではなく、断熱材も入ります。よって体感できるほどの差はないのでは無いかと思ったりします。
  • ユニット単位で建築するためデザインや間取りに制約が発生する可能性が高い。実際にKIもこれには頭を悩ませました。KIにとっては最大のデメリットです。また別記事で掘り下げますね!

最後に・・・

木造と鉄骨、また鉄骨にも工法が様々あります。今ご紹介したのは冒頭にも述べたとおりハイムに洗脳されたKIの主観によるものです。木造が悪い訳ではありませんし、鉄骨のユニット工法以外に魅力がない訳ではありません。むしろ制約は少ないかもしれません。

 

個々で住宅に何を求め、どれだけ投資できるのかといった所のバランスで選んでいく必要があると思います。これから家を検討される方は思いっきり悩んでください。多くの人は1度きりの買い物です。この記事が、これからの方々の肥やしになれば幸いです。

 

そういえば、、ユニット工法のもう一社についてdisってばかりいましたが、非常にそそる部分もありました。汚名返上のため簡単にご紹介を、、

 

オプションで選べる電動シャッターはグループ企業の作成した通風ができ、タイマーも設定できる(多分)ものがオプションで選べます。KIは朝から自然光で起きたいので非常に魅力的でした。

 

他には、価格です。色々なブログを見るとハイムに比べ若干安いような印象を受けます。KIは見積もり出る前にハイムと契約したので検証はしていません。あとは、ハイムの陸屋根が嫌いな方はいいでしょうね。ハイムにも最近GRと呼ばれる屋根付モデルも出ていますが、、

 

まとめの後に長々と失礼しました。。次の話は本編の続きに行きたいと思いますが、結構思いつきで振り返って書いているので今は何を書くかわかりません、、本編か、今回のような補足編を書きますのでお楽しみに!

コメント

  1. なな より:

    ハイムは別の工場でメッキされた鉄骨をトラックで運んでくるから、その間に傷つく可能性がある。また、メッキ後の溶接箇所がトヨタホームより多くなる。ていうのはあるよね。

    • Koichi より:

      初めの方までご覧頂きありがとうございます。
      仰る通りです。Tホームでは自社で表面処理できますのでね、、
      しかし視点を変えるとZAMメッキを施した製品の多くは屋外で使用する事を目的とされ、いずれも現場まで輸送される事に変わりはなく鉄塔などに使用される事を考えると一般住宅の耐久性としては十分と考えます。もちろんTホームも十分な耐久性ですね。この辺は個々人の考えによると思います!
      溶接についてもその通りで上に防錆剤の塗布がありますがこの辺りの耐久性は当然ZAMより劣ると考えます